後ろ受け身に慣れてきたら、次は、前受け身です。マット運動の前転に似ています。
右足を前に出し、左手を右足の横で肩幅ぐらい離して畳につけます。右手の小指の根元と手首の間(手刀の部分)を、前に出ている右足と畳につけている左手の真ん中よりもやや前方に置きます。背中は自然と丸くなっています。右肘は少し曲げます。
そのまま後ろ足で蹴るようにして前に転がります。
右肘、右肩、腰の左側と順番に接地するように少し斜めに転がるようにします。
腰の左側が接地するときに左手で畳を叩きます。
左足を折りたたんで膝の側面を畳に着け、右足は立てて片膝をつきます。
前に出す足を変えながら繰り返し前受け身の練習をします。
慣れてきたら、前受け身をしたら、そのまま後ろ受け身をします。前受け身、後ろ受け身、足を変えて前受け身、後ろ受け身の繰り返しです。
稽古の初日は、大体は後ろ受け身と前受け身の繰り返しです※。稽古中、先生が先輩方に技の説明をすることが何回かあります。そのときは受け身の練習は止めて、一緒に説明を聞きます。
私が入門したとき、Uさんという方がいました。
Uさんも40過ぎに入門したそうで、最初の頃は全身が筋肉痛で大変だったと言ってました。
その頃のUさんは一級でしたが、Uさんの前受け身が見事だったです。黒帯の先輩の技を連続して受けていて、飛ぶような感じで大きく、きれいに丸くなって転がり、音もたてずに立ち上がって、向きを変える様はかっこよかったです。
それと比べると、自分の前受け身は騒がしいです。畳を押すようにして静かに立ち上がることもありますが、手で畳を叩いて大きな音を立てることが多いです。
技もそうですが、受け身の取り方も年数が経つにつれて変わってきています。最初の頃は、受け身がまだ下手だったせいか、腰回りに痛みというか何か変な感じがしていましたが、繰り返しているうちに体に負担がかからないような受け身に変化していくんだと思います。
※初稽古の内容は各々の身体の状態や運動歴によって変わってきます。
注)技の説明について師範のチェックは受けていません。あくまでHashi個人の覚書です。
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