久々の投稿です。
数学関係の仕事をしているのだから、合気道の技とベクトルを絡めた文章を書いてみたらどうだという提案があったので、その方向で書いてみたいと思います。

習錬館のHashi

Hashiと数学を合気道に活用してみましょう!

ベクトルと雲手

ベクトルとは何かというと、大きさと方向(向き)をもつものと思ってください。
例えば、相手の体を押すときの力は、強さ(大きさ)と向きを持っているので、ベクトルと言えます。図では、ベクトルは通常、矢印で表されます。
矢印の長さで(力の)大きさを表し、矢印の向きで方向を表します。

習錬館道場の稽古の始めに行う捌きの稽古で、雲手があります。

雲手

習錬館の渋谷先生と甲和会の土屋先生-雲手稽古

の首を狙って右手(左手)で突いてくるのに対して、は右手(左手)の手のひらを自分の方に向けて親指側の腕の側面で、突いてくるの腕を右(左)外側に流します。
そのとき、は腕で払うというよりも、腰をまわして上体全体での腕を流すようにします。
の左手は手のひらを下に向けて自分の下腹部を守るような高さで、自分の正面に置きます。
の腕を流してから、手のひらでの手を上から押さえるようにします。
その後、お互いに右・左を入れ替えて、同じ動作を繰り返します。

このとき、が10㎏の力で突いてくるとします。
の腕を流す前は10㎏の力がに向かってきますが、の腕を外側に流すとに向かっていく力は減少します。
例えば、下の図のように角度で60°流すとに向かう力は半分になります。

習練館のHashi数学

力の方向をずらしてやると、に向かう力と横方向に向かう力に分散されるということです。方向をずらすだけであれば10㎏の力よりも少ない力で十分です。

次回は、別の技を取り上げてみたいと思います。

習錬館のHashi

習錬館の数学マン-Hashi


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