古希に近い年になり思うこと
昔の資料を整理していたら、有名な「持田盛二遺訓」を見つけた。
古希に近い年になり、深い共感を覚え、今後も良き道標になると考えている。
☆持田盛二翁先生遺訓☆
剣道は50歳までは基礎を一生懸命勉強して、自分のものにしなくてはならない。
普通、基礎というと、初心者のうちに修得してしまったと思っているが、これは大変な間違いであって、そのため基礎を頭の中にしまい込んだままの人が非常に多い。
私は剣道の基礎を体で覚えるのに50年かかった。
私の剣道は50を過ぎてから本当の修行に入った。心で剣道をしようとしたからだ。
60歳になると足腰が弱くなる。この弱さを補うのは心である。心を働かして弱点を強くするように努めた。
70歳になると身体全体が弱くなる。こんどは心を動かさない修行をした。心が動かなければ、相手の心がこちらの鏡に映ってくる。心を静かに動かされないように努めた。
80歳になると心が動かなくなった。だが時々雑念が入る。心の中に雑念を入れないように修行している。
(戦後の剣道界の重鎮 範士十段 1885年~1974年)
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