私Aが私Bに勝つことになるのは、あきらかに合気道のおかげだがボクシング技を封印して合気道だけで私Bに立ち向かってもこれは勝てない。
なぐりあい、もみあいするうちに合気道技を出すチャンスを得て、地面にすっころがして、そこをねらって顔面でも蹴っ飛ばし、弱ったところで腕をへし折るみたいな感じが勝利への道程であろう。

だいたい植芝盛平翁にして「当て身が七分、投げが三分」とおっしゃっていたそうだし、うちの師範からして正拳を空手の高段者くらいにちゃんと鍛えておられる。
若いころは蹴りの練習にも余念がなかった様子だ。ちゃんと実戦は想定しておられるのだ。

ここだけの話だが、師範には歌舞伎町でドスを持ったやくざを撃退したという噂がある。この話は師範は一切黙して語らない。目撃者と話す機会があったが「俺はこんな人といつも稽古しているのかと・・・恐ろしくなったよ。」と口を濁しそれ以上は聞き出せなかった。

仁義なき戦い

ここらへんでちゃんと結論を話そう。
稽古でやっているような合気道技だけを使って喧嘩に勝つのは難しい。
ただし合気道をやっていること自体は喧嘩に非常に有効である。しかし合気道だけでなくほかの特技も喧嘩に勝つには必須だ。
なんでも良い。すごく力が強い、パンチが早い、襟首をつかませてもらえれば必ず投げ飛ばせる、2,3回足にヒットさせれば相手が戦意を無くすような回し蹴りができる、などなどのことである。

最後に合気道高段者にドスを持って立ち向かうのは絶対やめておいた方が良いと忠告しておく。ドスを持っているとドスを持っているなりの対応をされてしまうので、非常に危険なんである。
まあ、いずれにしろ喧嘩はしない方が良いでしょう。

<終わり>

仁義なき戦いラスト

 
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